2009年12月31日

明日をうたう 命ある限り

明日をうたう 命ある限り

asuwoutau

<あらすじ>

-生涯にわたって病と闘い、神に祈り、

愛、そして生と死を見つめ続けた著者の奇跡。-

人生でもっともたいせつなこと。

胸の奥で静かに響く、

三浦綾子さん最後のメッセージ。

~単行本カバーより

<感想>

さて、この多忙を極めた年の大晦日の夜、私は俄然三十八度の熱を出したのである。

この本はこの一文で終わっている(絶筆)。執筆再開を願いながらも三浦さんはそれを叶えることができず、この世を去ってしまったのです。それを思うとこの先何を伝えたかったのかと考えてしまいます。

自伝「命ある限り」の続編という位置づけにあるこの一冊だが、以前にもまして病気のことがとても多く語られている。そしてそれはとても痛々しく感じるほどの症状の連続である。読んでいるこっちまで体が締め付けられるような気がしてならない。

でもそれを静かに受け入れ、何事にも感謝する姿勢にはとても頭が上がらない。正直言えば、文章に勢いがあまり感じられないが、でも病気に負けない強さというかピンとした姿勢が感じられる。いや病気に勝つとか負けるとかは越えた心境にあるような気がした。病気に負けないんだといった気負いもなくとても自然体で病気に向かっている、そうそう真似はできない姿勢である。

第八章の題は「死を覚悟して生きる」。三浦綾子さんは常に死を覚悟してものを書き、伝えてきたんだろうなと思った。

(2000/05/07 はまション)

<書籍情報>

「明日をうたう -命ある限り」
三浦綾子著
角川書店 1999/12/25発行 定価1300円
ISBN4-04-883509-2

<書籍購入>

明日をうたう―命ある限り

明日をうたう―命ある限り角川文庫

2009年12月30日

命ある限り

命ある限り

inochiarukagiri

<あらすじ>

旭川で小さな雑貨店を切り盛りしていた一人の主婦が、新聞の懸賞小説に当選するや、生活の激変を体験する。次々に寄せられる祝福、巨額の賞金に対する周囲の様々な反応、多くの仕事の依頼、次作への重圧・・・。

しかし、こうした経験を経てもなお変わることがなかったのは、信仰に対する深い思いと、献身的な愛を惜しまない夫への感謝の気持ち、そして人生の本質を静かに見つめる曇りのないまなざしだった。

病との絶え間ない闘いなど、起伏に富んだデビューからの道のりを振り返りながら、生きることの意味を問う、愛と感動の自伝長編!

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「命ある限り」
三浦綾子著
角川文庫 1999/06/25発行
ISBN4-04-143718-0

2009年12月29日

草のうた

草のうた

kusanouta

<あらすじ>

私(堀田綾子)は1922年(大正十一年)、旭川で生まれた。
この時の家族は両親、兄三人、姉一人。のちに弟三人、妹一人が生まれる。

生来虚弱な体質のためか、人一倍臆病で、私の幼年期は不気味さと寂しさ、不安、恐怖の入り交じった中にあった。そして小学校。姉の厳しさと優しさ、親しい人の死、同居していた叔母の結婚、初潮と様々なことを経験しながら、人間とは何か、生きていくとはどういうことかをおぼろげに感じ始めるが-。

読者待望の長編自伝小説。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「草のうた」
三浦綾子著
新潮文庫 1989/09/25発行
ISBN4-04-143713-X

2009年12月28日

生命に刻まれし愛のかたみ

生命に刻まれし愛のかたみ

inochinikizamaresi

<あらすじ>

自伝小説「道ありき」において、その愛と真実に満ちた交わりで、深い感動を与えた前川正と三浦綾子

-本書は、十数年ぶりで再会した幼なじみのふたりが、病に妨げられながら交わした往復書簡をはじめ、彼の書き残した制作、短歌、死の前に書きつづったメモ、遺言などを収録した”愛の形見”であり、病に冒されながらも、真剣に誠実に生きた若い魂の軌跡を示す。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「生命に刻まれし愛のかたみ」
三浦綾子著
新潮文庫 1980/08/25発行
ISBN4-10-116203-4

2009年12月27日

光あるうちに ~道ありき第三部 信仰入門編

光あるうちに ~道ありき第三部 信仰入門編

michi3

<あらすじ>

神とは、愛とは、罪とは、生きるとは何なのか?

<物品は廃物となっても、人間は決して廃物とはならない>
<罪を罪と感じ得ないことが、最大の罪なのだ> 等、

人間として、かけがえのない命を生きていくために、大切なことは何かを簡明に綴り、

<今からの一歩を、あなたもキリストの愛の手に導かれて歩みませんか。
光あるうちに光の中を歩もうではないか >

と語りかける愛と信仰の書。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「光あるうちに」
三浦綾子著
新潮文庫 1982/02/25発行
ISBN4-10-116205-0

2009年12月26日

この土の器をも ~道ありき第二部 結婚編

この土の器をも ~道ありき第二部 結婚編

michi2

<あらすじ>

長い闘病生活に耐えた著者が、37歳で結婚し夫とふたり、一間だけの小さな家で生活を始めてから、新聞社の一千万円懸賞小説に「氷点」で入選するまでの愛と信仰の日々を綴る自伝

- 結婚生活とは何か、家庭を築くとはどういうことか、夫婦はどうあるべきかを語りかけ、日常生活の中で、愛し信じることが、いかに大切なことかを痛感させる。

「道ありき・青春編」の続編。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「この土の器をも」
三浦綾子著
新潮文庫 1981/08/25発行
ISBN4-10-116204-2

2009年12月25日

道ありき

道ありき

mitiariki

<あらすじ>

敗戦による混乱の中で、”自分自身の教えることに確信を持てずに、教壇に立つことはできない”と7年間続けた教職を辞した24歳の著者は、癒しようもない虚無感からの二重婚約、さらには肺結核の発病により、絶望の底へ突き落とされる。

本書は以来13年間の闘病生活の中に、自己の青春、愛、信仰を告白した心の歴史であり、著者の歩んだ過酷な日々に、圧倒される感動の書である。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「道ありき(青春編)」 三浦綾子著
新潮文庫 1980/03/25発行
ISBN4-10-116202-6

2009年12月24日

海嶺(上・中・下)

海嶺(上・中・下)

kairei1

<あらすじ>

知多半島にある小野浦から、千石船宝順丸が出航したのは天保三年(一八三二年)のことであった。乗組員は船頭、重右衛門、舵取岩松、そして炊の久吉、音吉ら十四名である。

だが彼らは江戸に向かう途中m遠州灘ではげしい嵐にあい難破してしまう。一年二ヶ月後、奇蹟的に生き残った豪胆な岩松、明朗活発な久吉、優しい心の音吉の三人は北アメリカに漂着する。が、彼らには想像を越えた数奇な運命が待っていた!!

生きていくことは何かを問う、魂を揺さぶる時代巨編。

~文庫本カバーより

kairei2

<あらすじ>

遠州灘で遭難し、奇蹟的に生き残った岩松ら三人は、北アメリカのフラッタリー岬にたどりつく。そしてインデアンのマカハ族に捕らえられ、奴隷にされてしまう。だが事情を知ったイギリスの商社ハドソン湾会社の援助によって、日本へ帰る道が開かれた!

だが、希望を持ってイギリス軍艦イーグル号に乗り組んだ三人の前には、まだまだ幾多の困難が横たわっていた。故郷の土を踏みたい、家族の顔が見たいという彼らの悲痛な叫び。魂の方向を描く時代巨編!!

~文庫本カバーより

kairei3

<あらすじ>

岩松改め岩吉、久吉、音吉の三人はイギリスの商社ハドソン湾会社の厚意によりロンドンを経て日本への帰途についた。が、その道は険しく幾多の困難と何年にもわたる長い時間の集積でもあった。はやる気持ちに水をかける遠回りとも思える航跡。日本で固く禁じられているキリスト教との出会い。そしてついに、五年ぶりに故国を目の前にするが、その日本の仕打ちは・・・。

歴史の歯車が大きく動き始めた十九世紀前半の世界を背景に、人間の真実の姿は何かを問う時代巨編、ついに完結!!

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「海嶺 上」
三浦綾子著
角川文庫 1986/11/25発行
ISBN4-04-143709-1

「海嶺 中」
三浦綾子著
角川文庫 1986/11/25発行
ISBN4-04-143710-5

「海嶺 下」
三浦綾子著
角川文庫 1986/11/25発行
ISBN4-04-143711-3

2009年12月23日

千利休とその妻たち(上下)

千利休とその妻たち(上)

senrikyu1

<あらすじ>

境の豪商千宗易は茶の達人として知られていた。その妻お稲は、武将三好長慶の妹であることを誇り、茶道に打ち込む夫を軽蔑していた。

そんなある日、宗易は名高い能楽師である畏友・宮王太夫の妻おりきに出逢い、激しく心を奪われてしまう。お互いに思いを胸に秘めながら、ふたりは運命の嵐に翻弄されていく・・・。

茶聖千利休とおりきの波乱に満ちた半生を描く感動の歴史ロマン。

~文庫本カバーより

senrikyu2

<あらすじ>

長い時を経て千宗易とおりきは夫婦の契りを交わした。おりきはキリシタンに帰依し、信仰に生きることを決意する。

信長から秀吉へと、天下の武将に仕えながら、茶人としての生き方に悩む宗易。いつしか宗易は名声と引き換えに権力者の争いに巻き込まれていく・・・。

武力がすべての戦国の世に、命をかけて茶の湯に生きた千利休と、限りない愛で利休を支えた妻おりきを描く歴史長編。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「千利休とその妻たち 上」
三浦綾子著
新潮文庫 1988/03/15発行
ISBN4-10-116218-2

「千利休とその妻たち 下」
三浦綾子著
新潮文庫 1988/03/15発行
ISBN4-10-116219-0

2009年12月22日

細川ガラシャ夫人(上・下)

細川ガラシャ夫人(上・下)

hosokawagarasha1

<あらすじ>

明智光秀の娘として何不自由なく育てられた玉子は、十六になった時、織田信長の命令で細川忠興のもとに嫁ぐこととなった。

女性が男性の所有物でしかなく、政略の道具として使われた時代に、玉子は真の人間らしい生き方を求めていく・・・

実の親子も殺し合う戦国の世にあって、愛と信仰に殉じた細川ガラシャ夫人。その清らかにして熾烈な悲劇の生涯を浮き彫りにした著者初の歴史小説。

~文庫本カバーより

hosokawagarasha2

<あらすじ>

暴君信長のむごい仕打ちに耐えかね、ついに明智光秀は織田家に叛旗をひるがえした。しかしその天下はあまりに短く、玉子は逆臣の娘として苦難の日々を過ごすことになった。

父母一族は滅び、夫や子とも引き裂かれた玉子は、秀吉のキリシタン弾圧の中、洗礼を受けることを決意する・・・。

強者の論理が支配する時代に、命をかけて信念を貫いた細川ガラシャの生涯を描く感動の歴史ロマン。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「細川ガラシャ夫人 上」
三浦綾子著
新潮文庫 1986/03/25発行
ISBN4-10-116214-X

「細川ガラシャ夫人 下」
三浦綾子著
新潮文庫 1986/03/25発行
ISBN4-10-116215-8

2009年12月21日

岩に立つ

岩に立つ

iwanitatsu

<あらすじ>

お袋の貧乏と苦労を見て育ちましたでしょう。女郎さんたちは叩き売られた可哀そうな女たちだ。とても遊ぶ気にはなれませんでしたよ。

・・・一本気で、無法者にも膝を屈しない。信念と信仰にささえられた腕で建てる家は、誰もが褒める。人間らしく生きる一人の棟梁、その逞しい半生を、感動をこめてつづる長編。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「岩に立つ」
三浦綾子
講談社文庫 1994/10/15発行
ISBN4-06-183356-1

2009年12月20日

われ弱ければ 矢嶋楫子伝

われ弱ければ 矢嶋楫子伝

wareyowakereba

<あらすじ>

厳しい明治の世、熊本の旧家に生まれた矢嶋かつは、酒乱の夫に再三生命の危機にさらされ、自分から離縁を言い渡す。当時の風潮に反するかつの行いに世間も身内も冷たく、三人の子をおいて単身東京に行くことに。船旅の途中自らに「楫子」と命名し、強い意志で教師を志す楫子だったが、十歳近くも年下の妻子ある書生との恋愛、出産を経て、人の”弱さ”を痛感する。そして出会ったのがキリスト教だった。

女子学院初代院長・日本キリスト教婦人矯風会初代会頭を務め、新しい女性の生き方を提示した矢嶋楫子の波瀾の人生。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「われ弱ければ 矢嶋楫子伝」
三浦綾子
小学館文庫 1999/01/01発行
ISBN4-09-402184-1

2009年12月19日

haha

<あらすじ>

「わだしは小説を書くことが、あんなにおかないことだとは思ってもみなかった。あの多喜二が小説書いて殺されるなんて・・・」

明治初頭、十七歳で結婚。小樽湾の岸壁に経つ小さなパン屋を営み、病弱の夫を支え、六人の子を育てた母セキ。貧しくとも明るかった小林家に暗い影がさしたのは、次男多喜二の反戦小説「蟹工船」が大きな評判になってからだ。

大らかな心で、多喜二の「理想」を見守り、人を信じ、愛し、懸命に生き抜いたセキの、波乱に富んだ一生を描ききった、感動の長編小説。三浦文学の集大成!

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「母」
三浦綾子著
角川文庫 1996/06/25発行
ISBN4-04-143717-2

2009年12月18日

夕あり朝あり

夕あり朝あり

yuuariasaari

<あらすじ>

8ヶ月で生母と別れ、5歳で養子となった五十嵐健治は、一攫千金を夢見て16歳で家を出た。日清戦争の軍夫、北海道のタコ部屋暮らし、三越百貨店の宮中係と、波瀾万丈の道を歩んだ彼は、キリスト教信仰に目覚め、人の垢を洗うクリーニング業に辿り着く。

日本初のドライ・クリーニングの開発、戦時中の宗教弾圧との闘い。

熱烈な信仰に貫かれた、クリーニング【白洋舎】創業者の生涯。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「夕あり朝あり」
三浦綾子著
新潮文庫 1990/11/25発行
ISBN4-10-116221-2

2009年12月17日

愛の鬼才

愛の鬼才

ainokisai

<あらすじ>

創立まもない札幌商業学校で教鞭をとり、洋菓子店ニシムラを創業、その人生を教育と伝道に捧げた西村久蔵。

彼の勇気と信念にあふれた行動は、触れ合うすべての人の心に、底知れぬ愛の楔を打ち込む。親に死なれ、久蔵に引き取られて学校に通った者がいた。苦しい日々に経済的援助を幾度も受けた人がいた。

キリストの深い愛に支えられ、人のために尽くした希有の生涯を描く感動長編。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「愛の鬼才」
三浦綾子著
新潮文庫 1986/07/25発行
ISBN4-10-116216-6

<書籍購入>

愛の鬼才―西村久蔵の歩んだ道新潮文庫

2009年12月16日

ちいろば先生物語(上・下)

ちいろば先生物語(上・下)

chiiroba1

<あらすじ>

雨天の日には、履く靴も、さす傘もなく、弟妹たちは学校を休まねばならぬ状態であることを、榎本保郎は百も承知だった。が、何としても同志社の神学部に進みたかった。

結局は家族を真の意味で幸せにできると、固く信じた。イエスを乗せ、命ずるがままに行く小さなロバのようになりたいと決意した--。熱血教師の生涯を描く。

~文庫本カバーより

chiiroba2

<あらすじ>

「お便り拝見いたしました。わたくしは全身から血が流れるような衝撃を受けました。榎本さんの本当のお姿が浮かんで参りました。イエス・キリストの十字架のあとに、真剣に付き従っていこうとするお姿です。」婚約者の野村和子からの手紙である。

京都世光協会を創立し、今治協会を経て、アシュラム運動の発展に尽くした榎本保郎の52年を描く。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「ちいろば先生物語 上」
三浦綾子著
集英社文庫 1994/06/25発行
ISBN4-08-748173-5

「ちいろば先生物語 下」
三浦綾子著
集英文庫 1994/06/25発行
ISBN4-08-748174-3

2009年12月15日

三浦綾子対話集4 共に歩む

三浦綾子対話集4 共に歩む

<書籍情報>

「三浦綾子対話集4 共に歩む」
旬報社 1999/04/25発行
ISBN4-8451-0571-3

2009年12月14日

三浦綾子対話集3 夫と妻と

三浦綾子対話集3 夫と妻と

<書籍情報>

「三浦綾子対話集3 夫と妻と」三浦綾子編
旬報社 1999/03/25発行
ISBN4-8451-0570-5

2009年12月13日

三浦綾子対話集2 愛と祈り

三浦綾子対話集2 愛と祈り

<書籍情報>

「三浦綾子対話集2 愛と祈り」 三浦綾子編
旬報社 1999/01/25発行
ISBN4-8451-0569-1

2009年12月12日

三浦綾子対話集1 人と自然

三浦綾子対話集1 人と自然

<書籍情報>

「三浦綾子対話集1 人と自然」
旬報社 1999/02/25発行
ISBN4-8451-0568-3

2009年12月11日

言葉の花束 愛といのちの770章

言葉の花束 愛といのちの770章

kotobanohanataba

<あらすじ>

あなたの生き方を変える

愛のメッセージ

何が大切か、人生とは-

真摯に追求し続ける三浦綾子全作品の中から

選び抜かれた770章

~単行本カバーより

<書籍情報>

「言葉の花束 愛といのちの770章」
三浦綾子著 /宍戸芳夫編 /三浦光世監修
講談社 1998/06/05発行
ISBN4-06-209083-X

2009年12月10日

なくてならぬもの 愛すること生きること

なくてならぬもの 愛すること生きること

nakutenaranumono

<あらすじ>

人間が苦悩に遭うのはなぜか。「汝の敵を愛せよ」とはどういうことか。良心に従って生きていればそれだけでいいのか。人が幸福になるために必要なものとは何か。

人間として本当の生き方を求め続けてきた著者の講演のエッセンスを集約。

あなたにとって「なくてならぬもの」とは何か。すべての人に贈る、人生を考える上でのヒント。

~文庫本カバーより

<感想・関連情報>

1999/12/16放送の金八先生で島秋人さんのことがふれられていました。

この人に関する話が「褒められたことがない人」という題で書いてあります。

この話を読むととても悲しくなります。

<書籍情報>

「なくてならぬもの 愛すること生きること」
三浦綾子 著
光文社文庫 1999/11/20発行
ISBN4-334-72918-5

2009年12月 9日

銀色のあしあと

銀色のあしあと

ginironoasiato

<あらすじ>

苦しみに会ったことは私にとって幸せでした

---不慮の事故で手足の自由を失い、筆を口にくわえ、花に寄せて命の詩画を歌い上げる星野富弘。大病に怯まず執筆を続ける作家三浦綾子が、彼を訪ね、美しい自然の中で生きることの喜びを語り合う。

爽やかな風が心を包み、癒され、生きる勇気を呼び起こす名篇。

~文庫本カバーより

<感想>

星野富弘さん、名前は知っていましたがその作品や生きざまは知りませんでした。なんだかとっても爽やかな人だなと思いました。「苦しみに会ったことは幸せでした」とさらりと言えてしまうすごさ。なかなかそこまでの心境にはなれないですね。頭が下がる想いです。

とても示唆に富む対談集だと思うのですが、その中でも特にキラリと光ってたのは、

星野「ほんとに、山の花というのは、人が見ようが見まいが、まったく関係なくきれいに咲いてますね。」
三浦「ねぇ、それがすごいでしょう。人間は見られるとこばっかりきれいにするのに。」(「自然は最高の教師」P.35)

そうだそうだとうなずきながらも自分には山の花の真似はできそうもないなというのも実感しました。見られるところをきれいにするというのもあるのでしょうが、とても人様にはお見せできない内面を持ってるような気がして怖いような気もしました。でも、きれいじゃない と思えるものであってもそれが自然の姿だったらどうなんでしょう。とても人には見せられないものだと自分では思っていてもそれは人間なら誰でも持ちうるものであるかもしれないとも思いました。

三浦「尊敬の念が、美しい愛に変わっていったんですね。尊敬を通しての、そういう愛っていうのが大事だと思うのです。」(「宝石が隠されている人」P.92)

こういう恋愛、一生に一度でいいからしてみたいと思いましたね。私にとって理想に近いというか理想以上でとっても難しそうとも思いましたが。

三浦「マイナスの数字は多ければ多いほど、プラスになったとき大きな数字になる。苦難も「幸せ」であると、ふだん平凡なこともよくなるし、みんなが喜ぶようなことをもっと深く喜べるというか、花の美しさが何倍にも感じられたり。」(「苦しみに会ったことは」P.101)

逆転の発想なのでしょうか。冒頭で書いた「苦しみに会ったことはわたしにとってしあわせでした」に関しての三浦さんの発言なのですが、こういう風に考えられればとても楽しい人生に感じられることなのでしょう。頭でそう考えるだけでなく、身に沁みてそう考えられるようになれればいいなと思いました。
そして、喜びや感動を素直に表現できればいいなと思いました。どうも私にはそういう面が苦手なところなものですから。

重たい作品が多い三浦作品ですが、この本は読後感がとても爽やかな一冊です。
(1999/11/22 はまション)

<書籍情報>

「銀色のあしあと」
三浦綾子 | 星野富弘
講談社文庫 1999/10/15発行
ISBN4-06-264682-X

2009年12月 8日

愛に遠くあれど 夫と妻の対話

愛に遠くあれど 夫と妻の対話

ainitookuaredo

<あらすじ>

あなたは真の意味で生きているか?

真に愛することができるか?

あるべき生き方を根底から見つめて名作を世に送り続ける作家夫妻が、強い信仰のきずなに結ばれた夫婦の歴史をふりかえりながら語り合う人生、家庭、愛と性、男女の特性、結婚、祈り・・・。

明日の人生への貴重な指針と助言にみちた対談。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「愛に遠くあれど」
三浦綾子・三浦光世 著
講談社文庫 1981/05/15発行
ISBN4-06-131696-6

<書籍購入>

愛に遠くあれど講談社文庫 み 6-2

2009年12月 7日

愛の名言集 あなたへの囁き

愛の名言集 あなたへの囁き

anatahenosasayaki

<あらすじ>

著者のデビュー作「氷点」を始めとする数十点の作品から、心にひびく名言名セリフを収録した、ことば集です。

三浦文学の本質であるそれらは、人間への深い洞察と共感にあふれ、説得力をもって読む者を強く引きつけます。

信仰や結婚という喜びや、闘病という苦難を経験してゆく中で養われた著者の、生きることへの信念は、私達に確かな指針と大きな勇気を与えてくれることでしょう。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「あなたへの囁き」
三浦綾子著
角川文庫 1982/01/25発行
ISBN4-04-143701-6

<書籍購入>

あなたへの囁き―愛の名言集カドカワブックス

あなたへの囁き―愛の名言集角川文庫

音吉、ハリウッド映画に

久しぶりの更新です。

聖書翻訳に協力した日本人青年の生涯、ハリウッド映画に

現存する最古の日本語訳聖書「ギュツラフ訳聖書」の翻訳を助け、日本人として初めて聖書翻訳に携わったことで知られる音吉(1819〜67)の数奇な生涯が映画化され、2012年5月までに公開(予定)されることがわかった。米ハリウッドの映画会社が製作する予定。音吉顕彰会の齋藤宏一会長が3日、明らかにした。

さて、この映画は日本で放映されるかな。


2009年12月 6日

太陽はいつも雲の上に 私たちを支えた言葉

太陽はいつも雲の上に 私たちを支えた言葉

taiyou

<あらすじ>

名言、格言、諺などには、先人の深い知恵や鋭い洞察が込められている。悩み多い人生の岐路に立ったとき、それが思いかけず私たちを支えてくれる。

たくさんの言葉を知っていることは、数多くの教師や友人を持っているのに似ている。

- 三浦夫妻が、心に残る言葉の数々を紹介しながら、それにまつわる回想、感慨、自戒などを、心をこめて綴る。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「太陽はいつも雲の上に」
三浦光世 三浦綾子著
講談社文庫 1985/05/15発行
ISBN4-06-183514-9

<書籍購入>

太陽はいつも雲の上に―私た...講談社文庫

太陽はいつも雲の上に

2009年12月 5日

三浦光世選 三浦綾子小説選集1 氷点

三浦光世選 三浦綾子小説選集1 氷点

shousetusenshu1

<紹介>

三浦綾子の没後一年追悼の企画として発売になった小説選集。全八巻の第一弾はデビュー作”氷点”。巻末には三浦光世さんによる”創作秘話”も収録されており、執筆時のエピソードを知ることができる。

<書籍情報>

「三浦綾子小説選集1 氷点」
三浦綾子著
主婦の友社 2000/12/01発行
ISBN4-07-229286-9

2009年12月 4日

聖書にみる人間の罪

聖書にみる人間の罪

seishonimiru

<あらすじ>

「神の前に露わにされた人間の罪の姿に注目して書き進めた。聖書に現れたスキャンダル、もしくは人間の底に流れるどすぐろい姿を記した。なぜなら、人間の罪深い姿を知ることは、神の高い清い愛を知ることでもあるからである」<まえがき>より

- 十三年に及ぶ過酷な病床生活中に、著者が生命かげて読んだ聖書とは?

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「聖書に見る人間の罪」
三浦綾子著
光文社文庫 1989/02/20発行
ISBN4-334-70898-6

2009年12月 3日

旧約聖書入門

旧約聖書入門

kyuyakuseisho

<あらすじ>

聖書は最高の文学だといわれているが、面白いことからいえば、旧約聖書は絶対におもしろい。

ドラマチックな場面や、人間性の美醜がいたるところに展開されているからである。

とはいえ、教典は教典である。そこに含まれている宝石のような真理を見つけなければ、意味がない。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「旧約聖書入門」
三浦綾子著
光文社文庫 1984/12/20発行
ISBN4-334-70072-1

2009年12月 2日

新約聖書入門

新約聖書入門

sinyakuseisho

<あらすじ>

世には、聖書には全く無関心で一生を終える人も少なくない。

だがどんな人であっても、一生に一度や二度、うめくような悲しみや苦しみにあうことがあるのではないか。

もし、そうしたときに、聖書を知っていたならば、その苦しみや悲しみは、単なる苦しみや悲しみに終わらず、もっと別の意味を持つかもしれない。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「新約聖書入門」
三浦綾子著
光文社文庫 1984/11/20発行
ISBN4-334-70065-9

2009年12月 1日

天の梯子

天の梯子

tennohasigo

<あらすじ>

誰でも、苦しいとき、困ったとき、「神様、どうぞお助けください」と祈ることがある。

祈っているうちに、思いがけない平安を与えられることがある。

祈りとは何か、<主の祈り><神との対話>とは何かについて、わかりやすく語る祈りについての入門書。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「天の梯子」
三浦綾子著
新潮文庫 1991/03/25発行
ISBN4-08-749690-2