2009年12月31日

明日をうたう 命ある限り

明日をうたう 命ある限り

asuwoutau

<あらすじ>

-生涯にわたって病と闘い、神に祈り、

愛、そして生と死を見つめ続けた著者の奇跡。-

人生でもっともたいせつなこと。

胸の奥で静かに響く、

三浦綾子さん最後のメッセージ。

~単行本カバーより

<感想>

さて、この多忙を極めた年の大晦日の夜、私は俄然三十八度の熱を出したのである。

この本はこの一文で終わっている(絶筆)。執筆再開を願いながらも三浦さんはそれを叶えることができず、この世を去ってしまったのです。それを思うとこの先何を伝えたかったのかと考えてしまいます。

自伝「命ある限り」の続編という位置づけにあるこの一冊だが、以前にもまして病気のことがとても多く語られている。そしてそれはとても痛々しく感じるほどの症状の連続である。読んでいるこっちまで体が締め付けられるような気がしてならない。

でもそれを静かに受け入れ、何事にも感謝する姿勢にはとても頭が上がらない。正直言えば、文章に勢いがあまり感じられないが、でも病気に負けない強さというかピンとした姿勢が感じられる。いや病気に勝つとか負けるとかは越えた心境にあるような気がした。病気に負けないんだといった気負いもなくとても自然体で病気に向かっている、そうそう真似はできない姿勢である。

第八章の題は「死を覚悟して生きる」。三浦綾子さんは常に死を覚悟してものを書き、伝えてきたんだろうなと思った。

(2000/05/07 はまション)

<書籍情報>

「明日をうたう -命ある限り」
三浦綾子著
角川書店 1999/12/25発行 定価1300円
ISBN4-04-883509-2

<書籍購入>

明日をうたう―命ある限り

明日をうたう―命ある限り角川文庫

2009年12月30日

命ある限り

命ある限り

inochiarukagiri

<あらすじ>

旭川で小さな雑貨店を切り盛りしていた一人の主婦が、新聞の懸賞小説に当選するや、生活の激変を体験する。次々に寄せられる祝福、巨額の賞金に対する周囲の様々な反応、多くの仕事の依頼、次作への重圧・・・。

しかし、こうした経験を経てもなお変わることがなかったのは、信仰に対する深い思いと、献身的な愛を惜しまない夫への感謝の気持ち、そして人生の本質を静かに見つめる曇りのないまなざしだった。

病との絶え間ない闘いなど、起伏に富んだデビューからの道のりを振り返りながら、生きることの意味を問う、愛と感動の自伝長編!

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「命ある限り」
三浦綾子著
角川文庫 1999/06/25発行
ISBN4-04-143718-0

2009年12月29日

草のうた

草のうた

kusanouta

<あらすじ>

私(堀田綾子)は1922年(大正十一年)、旭川で生まれた。
この時の家族は両親、兄三人、姉一人。のちに弟三人、妹一人が生まれる。

生来虚弱な体質のためか、人一倍臆病で、私の幼年期は不気味さと寂しさ、不安、恐怖の入り交じった中にあった。そして小学校。姉の厳しさと優しさ、親しい人の死、同居していた叔母の結婚、初潮と様々なことを経験しながら、人間とは何か、生きていくとはどういうことかをおぼろげに感じ始めるが-。

読者待望の長編自伝小説。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「草のうた」
三浦綾子著
新潮文庫 1989/09/25発行
ISBN4-04-143713-X

2009年12月28日

生命に刻まれし愛のかたみ

生命に刻まれし愛のかたみ

inochinikizamaresi

<あらすじ>

自伝小説「道ありき」において、その愛と真実に満ちた交わりで、深い感動を与えた前川正と三浦綾子

-本書は、十数年ぶりで再会した幼なじみのふたりが、病に妨げられながら交わした往復書簡をはじめ、彼の書き残した制作、短歌、死の前に書きつづったメモ、遺言などを収録した”愛の形見”であり、病に冒されながらも、真剣に誠実に生きた若い魂の軌跡を示す。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「生命に刻まれし愛のかたみ」
三浦綾子著
新潮文庫 1980/08/25発行
ISBN4-10-116203-4

2009年12月27日

光あるうちに ~道ありき第三部 信仰入門編

光あるうちに ~道ありき第三部 信仰入門編

michi3

<あらすじ>

神とは、愛とは、罪とは、生きるとは何なのか?

<物品は廃物となっても、人間は決して廃物とはならない>
<罪を罪と感じ得ないことが、最大の罪なのだ> 等、

人間として、かけがえのない命を生きていくために、大切なことは何かを簡明に綴り、

<今からの一歩を、あなたもキリストの愛の手に導かれて歩みませんか。
光あるうちに光の中を歩もうではないか >

と語りかける愛と信仰の書。

~文庫本カバーより

<書籍情報>

「光あるうちに」
三浦綾子著
新潮文庫 1982/02/25発行
ISBN4-10-116205-0